遅くなりました~「主水之助七番勝負」4話まで見た段階で、気づいたことを述べます。
(明日はもう5話なので、明日の感想は、次回に書きます)
長所:
1.松平健さんの殺陣の迫力、美しさ
2.クールで陰のあるキャラクター
が楽しめる一方、
問題点:
1.物語の進展に、変化が無い
2.主人公の描き方が、一面しか描かれていない
と感じました。
以下に、問題点1,2について詳しく述べます。
1.<物語の進展に、変化が無い>
毎回の展開は・・・
主人公が旅をしている ---> 誰かと出会う --> 出会った相手は殆どが、誰かに恨みを抱き、敵討ちを探している。--->主人公は "敵討ち"という考えに反対で、刀を抜くことは避けたい。しかしやむを得ぬ事情により、最後は刀を抜いて戦わなければならなくなる、というのが、大方の展開です。
ここまでは分かりますが、問題は、もう4回も過ぎたのに大きな進展がないことです。例えば、回が進むごとに、少しずつ主人公の事情や秘密が明かされてゆくとか、主人公の心に変化が出てくる、といった進展が殆どありません。
従って、
私は、主水之助が何を考えているかが分からない。何をしたいのかも分からない。もやもやした気持ちのまま次回を見ることになります。消化不良です。
2.<主人公の描き方が、一面しか描かれていない>
第2の問題は、主水之助が1つの側面でしか描かれていないことです。
私は昔シナリオ・スクールに通っていたとき、主人公の描き方で大事なことを教わりました。それは
主人公は、様々な面から描く
ことでした。他の役柄は一面を描けば十分な場合が殆どですが、主人公は必ず、様々な側面から多角的に描かなければなりません。そうすることで、主人公の事情、葛藤、心の変化が奥深く表現できるからです。
例えば現代ドラマで私が大好きだった「GOOD LUCK」(木村拓哉主演・2003)は、その好例だったと思います。主人公は、
① 副操縦士としての側面、
② 実家で父(いかりや長介)と接しているときの側面、
③ 好きな女性(柴咲コウ)と接しているときの側面、
と、少なくとも3つの側面から描かれていました。
様々な角度から描くことで、主人公の性格や心の動きが明確に表現され、このドラマではそれがしっかりと視聴者に伝わっていたと思います。
ひるがえって「主水之助七番勝負」はどうでしょう?健さんの主水之助は、
クールな浪人
としての、たった1面しか描かれていません。
主水之助は様々な事情を抱えており、愛する人もいると思うのに、そのような別の面は全く描かれていない。(もしかしたら4回のうちに描写があったかもしれないが、私の記憶には無い)
従って、
「本当は何を考えているの?」「本当は何をしたいの?」という細かい心情が殆ど伝わって来ない、と感じました。
明日はもう第5回目ですね。クールな健さんの殺陣は、惚れ惚れするほどステキなので、後半を楽しみに明日、第5話を見ます。
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